自作パソコン製作奮闘記           2002/6/8

                   

●パソコンを自分で作ってみようという気になったのは、最近パソコン雑誌で自作する
 人が増え、秋葉原のパーツショップがにぎわっているという記事をしょっちゅう見かける
 ようになってからである。

●いつもの物好きの虫が騒ぎ出すのにさほどの時間はかからなかった。長時間の通勤
 の際にこの種の雑誌、書籍を読みまくり、自分の頭の中では簡単にパソコンができ
 上がっていた。

●私の周りにこの件で相談する人はいなかった。ショップの人に聞くのも何となくはばかれる。
 「いい歳をして...」と軽蔑されそうで嫌だった。そこで誰にも頼らずに、なんとか自力で
 やってみることにした。雑誌の記事などを参考にして入念な準備に取り組んだ。
 失敗すると恥ずかしいので、家族以外には黙って約1ヶ月をかけて、ショップめぐり、
 パーツ選びをした結果、スペックの読み方などをほぼマスターすることができたように
 思う。

●通勤帰りにショップによって少しずつパーツを揃えていくと、ワクワクしてきた。まだできて
 いないのに単純なもので、すぐにでもできそうに思えてくる。
 パーツを買い揃えて、土曜日を使って組み立てること約4時間で組立てはいとも簡単に?
 完了した。やはり事前準備がしっかりしていた?からだろう。
    ---各パーツに取扱い説明書はほとんどついていないのと、あっても非常にいいかげん
       であったので、その面ではかなりの苦労を強いられたが....。

●電源を入れてBIOSが起動した時の感激は言葉に出すことのできない嬉しさであった。
 OSをインストールを確認して家族に報告したが、全然感動してくれなかった。あたりまえ
 かもしれないが、女性にとっては全く興味のないことなのであろう。

●メインの作業とは別に、インターネット接続、LANの設定、プリンター共有設定などの
 付属する作業には、毎週末に少しずつやっていくために、予想以上に時間がかかって
 しまった。

●やはり、詳しい人に聞いたり、相談しながらやっていくほうが効率はよさそうである.
 しかし、今回のような自分で作ったという充実感は味わえないかもしれないであろう。

●自作PCのスペックを見ると、メーカーパソコンが内容が貧弱なわりにたいへん高価に
 見えてくるのは私だけではないだろう。

自作パソコンの概要

今回自作したパソコンの各パーツリストおよびその仕様について以下に紹介します。

 
パーツ
メーカー
型番
仕様
1 ケース PRO Station (Korea) 2002R PSN-2022/SLV Pentiam 4対応、ミドルタワー、ATX、350W、5インチベイ×4、3.5インチベイ×1、3.5インチシャドウベイ×2、後ファン8cm、前ファン6cm
2 マザーボード GIGABYTE   (Taiwan) GA-8IEXP チップセット:Intel 845E, ATX, Socket 478, AGP×1、PCI×6, CNR×1, メモリーDDR DIMM×3, IDE UltraDMA133対応RAID,
3 CPU Intel Pentiam 4 1.6GHz
4 メモリー N/B DD512-266 DDR512MB-PC2100-2.5
5 HDD1 玄人志向 6L060J3-K Maxtor、ATA100、7200rpm、60GB
6 HDD2 IBM IC35LO40AVVA IBM、ATA100、7200rpm、40GB
7 DVD-ROM ARTEC DHI-G40 16倍速
8 FDD NEC NEFD1231H  
9 ビデオカード SPARKLE COMPUTER SP6800M4 AGP 64MB GeForce2MX400 64MB AGP 4X/2X nVIDIA
10 サウンドカード     on board, Creative sound 5.1Ch with S/P DIF output
11 LANカード     on board
12 USB 2.0     on board
13 IEEE1394     on board
14 TVチューナー、ビデオキャプチャーカード AOpen Video Station VA1000 Plus  
15 OS Microsoft WINDOWS XP Home Edition
16 スピーカー サンワサプライ Multimedia Speaker 6W(3W+3W), 30Hz〜20,000Hz
17 ファンコントローラー System Technology ST-24 ファン2台駆動、温度センサー装備


自作パソコン組立て、セットアップの秘訣

@各パーツの日本語の取説はいいかげんなので、信用しないこと。付属の
 英文マニュアルか最新の雑誌・書籍数冊を参考にすること。

Aケース内の電源コードが短い場合があるので、延長コードを用意して
 おくとよい。(4ピン、3ピン)

Bファンコントローラーで静音対策をとるとよい。特にCPUのファンの音は
 うるさい。

CLANを組む場合は、アンチウィルスソフトのパーソナルファイアウォールの
 設定をはずすこと。

D以前ISDNルーターでLANを組んでいた場合のパスワード設定などはすべて
 解除しておくこと。

パーツ選択のポイント
@マザーボード:LANのon boardはやめたほうが良い。メルコが安く設定が楽。
        USB 2.0搭載はお奨め。
        IEEE1398は不要。 普及しない?
        PCIスロットは多いほうが良い。

ACPU:すぐに安くなるから余り高いものは買わずに時期を待つこと。但し、
    マザーボードは最新のCPU対応にすること。

BHD:メインとプライマリーの2点を同時に購入したほうがよい。設定が楽。

Cメモリー:なるべく大きいメモリーの購入を奨める。最低でも512MBを!

Dビデオカード、サウンドカード:安いもので可。AVシステムに合わせて
                バージョンアップがベター。

Eケース:電力容量の大きい電源を選ぶべし。
     静音を優先すべし。
     5インチベイも多いほうが良い。
     3.5インチベイは最低2個は必要。

 

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